吉田松陰『留魂録』 (いつか読んでみたかった日本の名著シリーズ)
- 作者: 城島明彦
- 出版社/メーカー: 致知出版社
- 発売日: 2014/09/25
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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こんにちは❗️
住谷知厚です。
松下村塾で、明治維新に多大な影響を与えた歴史的人物と言えば⁉️
そう!吉田松陰ですよね。
彼が処刑される2日前、松下村塾の門弟のために獄中で書き上げたのが、
「留魂録」
と呼ばれる遺書!
今回はこちらをご紹介させていただきます✨
松蔭は「自分のことよりも他の人に尽くす」人だったと言われています。
そんな松蔭の座右の銘は「至誠」❗️
これは簡単に言うと、「他の人に対して嘘偽りなく真心を尽くす」という意味です。
松蔭は、「至誠にして動かざるものは、未だこれ有らざるなり」という一句を白い綿布に書き、肌身離さず江戸まで持ち運び、牢に置いていたほど!
また、投獄された状況に対しても、松蔭は冷静に捉えて言葉を残しています。
「こうした状況は、ひとえに私の徳がないからであり、誰かを批判したり恨んだりするたぐいのものではないのである。」
自分が牢に入れられて、国や仲間のために何もできないという状況に陥ったとき、それを周りの環境のせいにするのではなく、何事も自分に原因があるとするこの姿勢!!
一貫性がありとても格好良いなと思います‼️
うまく行かない日が続くとき、皆さんも周りのせいにしてしまうときがあるのではないでしょうか❓
しかし松蔭は、そのような時でも、自分にできることは何かを考え、思想を門弟に受け継ぐことで「至誠」を貫いています!
どのような状況でも自分と他人に正直に生きる、この一貫性があったからこそ、松蔭は現代の私たちにも大きな影響を与え続けているのですね✨
私は、人を疑って失敗するより、人を信じて失敗することを望む
住谷知厚(すみたにともひろ)