こんにちは❗️
住谷知厚です。
今回紹介する本は、"無印良品は仕組みが9割"です。
良品計画の会長 松井忠三 さんの著書であり、赤字38億円からのV字回復を実現したのは徹底したマニュアル教育だったことが記されています‼️
セレクトショップやスーパーなどの小売業に留まらず、どの業界にも通じる仕組み化の極意について、具体例と一緒に分かりやすく書かれています。
会社での人材育成や効率化に悩んでいる方は、ぜひ課題解決のヒントにしてみてください‼️
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”戦略二流”でも”実行力一流”ならよし
※下記フリー画像サイトより引用
「戦略一流の企業」と「実行力一流」の企業
ふたつの企業が競争したとき、みなさんはどちらが勝つと思いますか❓
松井さんは、間違いなく「実行力一流」の企業が勝つと述べています。
どんなに優れた戦略があっても、実行に移せなければ今がありません。
逆に多少の戦略ミスは、実行することが改善することができるのです。
大企業であるセゾングループは、発想力や事業構想力には優れていた一方で、企画書を通すのに時間がかかってしまうという課題を持っていました。
無印良品は「実行力」により特化していくため、以下のスローガンを掲げていたそうです。
”実行95パーセント、計画5パーセント”
そして実行にあたるスピード感や判断力は、"仕組み"によって磨かれると松井さんは話してます‼️
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実行力は仕組みで生み出す!?
※下記フリー画像サイトより引用
かつての無印良品では、本部が販売計画を考えたとしても、それが各店で実行される
までに1週間前後のタイムラグが発生していたそうです。
松井さんは、無印良品をより機動力のある会社にするために、仕事の標準化に取り組んだそうです。
そこで作られたのが、無印良品の業務マニュアルMUJIGHRAMでした❗️
松井さんはマニュアルを作ることによって、5つのメリットを享受できると話しています‼️
①「知恵」を共有する…個人の経験を組織に蓄積できる。
②標準なくして改善無し…仕事としての「標準」決めることで、「応用」として発展させることができる。
③上司の背中を見て育つ文化との決別…業務内容を明文化すること
で、部下の育成を効率的にできるようにする。
④チーム全員の顔の向きを揃えられる…業務目的を明文化することで、チームの志をひとつにすることができる。
⑤「仕事の本質」を見直せる…作業ひとつひとつを見直し、本質を考え直すきっかけになる。
マニュアルは現場教育だけでなく、会社全体の姿勢を正すツールとしても活用できるんですね!
実際に無印良品では、店頭の販売業務だけでなく、経理や新規出店の立地選定にいたるまで、あらゆる仕事が「マニュアル化」されているそうです。
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”自分マニュアル”を作ってみよう!
※下記フリー画像サイトより引用
僕たちは1日24時間のうち、8時間以上を「仕事」に使っています!
老後までの人生、3分の1以上が「仕事」という計算になりますから、プライベートと同じくらい仕事も充実させたいですよね。
松井さんは書籍の中で、企業だけでなく僕たち「個人」もマニュアルを作ることをおすすめしています‼️
"自分マニュアル"を作る過程で普段の仕事を俯瞰することができるので、見えてこなかった課題点や黄色信号をキャッチすることができます。
また「標準値」を設定することで自分の成長が目に見えてわかりますし、仕事の「目的」を明確にすることで、モチベーションの維持にも繋がるでしょう❗️
そしてこれらは、企業で働くサラリーマンや会社を経営するビジネスオーナーだけでなく、家庭を支えるお母さんや主夫の方にとっても例外ではありません。
家事や育児で発生する「作業」を、マニュアルとして明文化することで、パートナーに手伝ってもらう時の手助けとなるのです。
夫婦だけでなく、家族みんなでワイワイと話しながら作っていけば、コミュニケーションのきっかけになるだけでなく、お子さんにも家事の大切さを知ってもらう場となるかもしれませんね。
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以上、松井忠三さんの著書「無印良品は、仕組みが9割」を紹介しました。
マニュアルと聞くと、ドライなイメージがありましたが、むしろ「将来のための人材育成」「血の通った仕事」をしていくために、有効なツールであることがわかりました‼️
ビジネスにおいて仕組みも大事であるが、それを扱う人が更に重要であると僕は学んできました。
仕組みを上手に活用しながら自身の人間力も磨いて、成果を出していくのにふさわしい自分になっていきたいですね‼️
最後に松井さんの名言を紹介して、締めくくりたいと思います。
”迷ったときは「難しいほうを選ぶ」”
”あせらず、くさらず、おごらず”
今日はここまで♪
住谷知厚(すみたにともひろ)