日替わり弁当のみで年商70億円スタンフォード大学MBAの教材に 東京大田区・弁当屋のすごい経営
- 作者: 菅原勇一郎
- 出版社/メーカー: 扶桑社
- 発売日: 2018/11/23
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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こんばんは❗️
住谷知厚です。
突然ですが、お弁当屋さんの経営について考えたことはありますか?
なんと東京に、アメリカのスタンフォード大学MBAの教材として注目された、すごいお弁当屋さんがあるのです❗️
今日はそちらの本をご紹介します。
日替わり弁当のみで年商70億円
当時、東京都心で1日5万食を、朝9時から10時半までに注文を受け、その日の昼12時までに配達をし、原価率が高く味も良い上、廃棄率がたったの0.1%!という、中小企業でありながらとてつもない実績を持つ玉子屋に、「スタンフォード大学の講義のケーススタディにしたい」と依頼があったのは2007年❗️
しかし、そんな順調そうに思える玉子屋も、過去には重大な事件を起こしています。
玉子屋の最大の顧客だった三井造船で集団食中毒が起きたのです。
もう倒産しかない、と諦めかけた会長ですが、従業員の言葉ややる気に感化され、もう一度立て直そう!と足を踏み出します。
その時の奥さんの言葉が、とっても勇気づけられる!!
「お父さん、何考えているの。私はお父さんが悪ガキで何するかわからないところがよくてお嫁にきたのよ。会社が潰れるくらい、いいじゃないの。生きているだけで儲けものなんだから。たまたま会社が大きくなって経営者みたいな顔しているけど、もともとゼロなんだからまた最初からやればいいのよ」
とてもカッコいい考え方です。
玉子屋は、この事件を振り返って、「お客様に真摯に向き合うチャンスをくれた」と話しています!
それまでは正直なところ、真剣にお客様の側に立って考えていなかったと思う。しかし、食中毒事件以降、いいもの、美味しいものを食べてもらいたいと心から思うようになった
小手先のマーケティングなどではなく、お客様に喜んでもらうにはどうするか、を徹底的に考えてきたからこそ、今の玉子屋があるのですね❗️
普段の生活でも、失敗をチャンスと捉え、何事にも真摯に向き合うことで、素晴らしい結果が出せるに違いありません!
住谷知厚(すみたにともひろ)