社員15倍! 見学者300倍! 踊る町工場――伝統産業とひとをつなぐ「能作」の秘密
- 作者: 能作克治
- 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
- 発売日: 2019/10/10
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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おはようございます❗️
住谷知厚です。
富山県にある「能作」という鋳物メーカーをご存知でしょうか❓
1916年に創業され、100年以上も続いている伝統産業の会社ですが、能作克治さんが社長に就任した2002年から、15年間でなんと社員15倍、見学者300倍、売上も10倍という大成長を遂げたのです‼️
そんな「能作」のチャレンジの数々について書かれた本がこちら
踊る町工場
伝統産業とひとをつなぐ「能作」の秘密
社長である能作克治さんは、
職人の地位を高めるためにも、能作の名前を知ってもらうためにも、
伝統産業の停滞・衰退を食い止めるためにも、
現状維持は得策ではなく、新しいことへのチャレンジが必要だった
と言っています。
克治さんは、婿入りをきっかけに能作で働き始めましたが、当時の年収は150万円で、前職のカメラマン時代の3分の1にまで激減。
また、人手が足りず高齢化も課題だったため、1年で体重が30キロも減ってしまうほどハードワークを経験されています❗️
ある日、鋳型の造形作業の見学で、大人しく見学しない子どもに向かって母親が、
「よく見なさい。ちゃんと勉強しないと、あのおじさんみたいになるわよ」
と克治さんを指したそうです❗️
地元の人が鋳物職人の地位を低くみなし、伝統産業を軽んじていることに唖然とした克治さんは、
「鋳物職人の地位を取り戻す」
と腹をくくり、様々なチャレンジを始めます。
●企業秘密の約2500種の木型を公開したところ、若者の一大インスタ映えスポットに大変身!
●結婚10周年を祝う「錫(すず)婚式」を企画し、鋳物の工場で錫婚式を開催!
●ゴールデンウィークには1回500円の鋳物ガチャガチャで子どもが大盛り上がり!
このような今までにない取り組みで、月1万人ペースの来場者を実現し、売上も10倍に伸ばしました❗️
しかし、克治さんは「儲けろ」「売上を上げろ」「利益を出せ」と言ったことは一度もないそうです。
数字(売上)を目標に置いたとたん、「新しい仕事」に消極的になってしまい、会社の成長を止めてしまうことになりかねません。だからこそ、数字よりも楽しさを優先しています。
社員に与えるべきはノルマではなく「楽しさ」
とっても素敵な考えですよね
僕も日々新しいことにチャレンジしていますが、「失敗したらどうしよう…」なんて考えは一切ありません‼️
「成功するためにはどうすれば良いだろう」
「成功したらワクワクする!」
毎日このような考えで頭の中はいっぱいです!
どのような時でも、ポジティブ思考が私たちのフットワークを軽くさせるなと痛感しますし、フットワーク軽く行動し続けることで、あらゆることにチャレンジできるなと思います。
ぜひ皆さんも、自分の将来のためにチャレンジを楽しんでください❗️
住谷知厚(すみたにともひろ)